「7月の米国消費者物価指数(CPI)は予想通りの結果となり、FRB(連邦準備制度理事会)が9月中旬に開催される会合で利下げを実施する可能性が高まっています。」
米国労働省が14日に発表した7月の米国消費者物価指数(CPI)によると、前月から食品とエネルギーを除いたコアCPIは0.2%上昇しました。これは、6月の0.1%の下落から反転し、市場予想と一致しています。前年同月比では2.9%上昇し、前月の3.0%上昇から鈍化が見られました。これは市場の予測と一致する結果でした。
「CPIの結果が予想通りだったことで、ビットコイン(BTC)はわずかに上昇し、6万1200ドル付近まで値を上げました(日本時間15日の朝8時ごろには、5万8860ドル付近まで下落しています)。」
CPI発表前、FRBが次回の会合で金利を引き下げるかどうかについての話題はほぼ収束していました。CME FedWatchによると、現行の金利幅である5.25%〜5.50%が維持される可能性はほぼゼロでした。50ベーシスポイントの金利引き下げが行われる可能性は52.5%であり、25ベーシスポイントの引き下げが行われる可能性は47.5%でした。
「CPIの結果は予想を急激に変更しなさそうです。米国のマクロ経済に関連する次の注目すべきデータは、15日の新規失業保険申請件数と小売売上高です。8月下旬には、世界中の中央銀行関係者や経済学者が一堂に会する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催されます。過去には、FRB議長がこの会議で重要な政策変更を発表することがありました。」
「米国消費者物価指数(CPI)は7月に0.2%上昇し、予想通りとなる」