日本暗号通貨ビジネス協会(JCBA)が、ブロックチェーンゲーム部会の設立を発表しました。この部会には、コナミデジタルエンタテインメント、スクウェア・エニックス、セガ、コロプラなど、国内の主要なゲーム企業が参加しています。
JCBAによると、ブロックチェーンゲームの開発には法律、税務、会計、セキュリティなど、様々な分野での対応が必要であり、クリエイターがゲーム開発に専念できる環境が整備されていないと指摘しています。また、DMM Cryptoは11月に多数のブロックチェーンゲームのリリースを予告していましたが、Web3事業の中止を発表しました。このため、JCBAの部会では、これらの課題を明確にし、解決策に向けた提言を行うことで、ブロックチェーンゲーム市場の健全な発展を目指しています。
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コインチェックの井坂友之社長が部会長に就任し、スクウェア・エニックスのブロックチェーン・エンタテインメントディビジョンディレクターである畑圭輔氏が副部会長に就くことになりました。また、法務面ではアンダーソン・毛利・友常法律事務所と森・濱田松本法律事務所、会計面では有限責任監査法人トーマツが顧問として協力しています。
具体的な議論のトピックとして、仮想通貨を活用したゲーム事業展開、ブロックチェーンゲームのビジネスモデル、ゲーム内NFTの法的解釈、仮想通貨の発行者に対する会計処理、法人税制などが取り上げられています。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから