- 「ソーシャルメディア上で「オルトコイン・シーズン」が盛り上がる中、ミームコインが急上昇した。」
- 「人々の関心が広がる背景には、FRBが利下げする可能性に期待がかかっており(これがリスク資産への資金流入を促進すると期待されている)ことが影響している。」
- 8月には、ビットコインの市場シェアが3.5%減少し、ビットコインとアルトコインとの関係を追跡する指標が「アルトコイン・シーズン(アルトシーズン)」を示しています。
「ミームコインが急騰中。次回FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを行う可能性が高まっており、これが暗号資産(仮想通貨)などのリスク資産に好影響を与えることが期待される中、SNSでは「アルトコイン・シーズン(アルトシーズン)」が話題になっている。」
8月にビットコインの市場シェアが3.5%減少し、アルトコインとの相対的なパフォーマンスを示す指標が「アルトシーズン」の幕開けを示している。
「アルトコイン・シーズン」と呼ばれる現象は、アルトコインの価格がビットコインを大きく上回る時期を指します。この「アルトシーズン」は、一般的に、投資家がリスクを取りにくる状況で、資金がビットコインからアルトコインに移動することから始まることが多い傾向があります。
「CoinMarketCapやCoinGlassの情報によると、ビットコインは過去24時間でわずか0.3%上昇した一方、CoinDesk Memecoin Index(CDMEME)は7.1%上昇したようです。」
「CDMEMEの価格が急上昇した要因は、柴犬コイン(SHIB)やボーン(BONE)などのトークンによる影響であり、柴犬コインのレイヤー2ネットワークである「Shibarium(シバリウム)」がフラッシュローン攻撃を受けた直後であっても、理解し難い上昇を示していた。」
「アルトコインが急騰した背景には、投資家がよりリスクを受け入れる傾向にあることが影響しています。金利引き下げにより国債などの安全資産への魅力が低下する中、投資資金がリスクの高い資産へ移動する動きが広がっています。」
Polymarketという予測市場では、FRB(連邦準備制度理事会)が今月25ベーシスポイント(0.25%)の利下げを行う確率が92%であり、50ベーシスポイントの利下げを行う確率が7%であると予測されています。CMEの「FedWatch」でも同様に、前者が93%、後者が6.6%となっています。
「このような流れの中で、2025年の第4四半期(10月から12月)には、米国市場において、ドージコイン(DOGE)ETFやトランプコイン(TRUMP)ETFをはじめとする複数のアルトコインETFが上場する可能性があります。」
「許可が下りれば、暗号通貨のビットコインやイーサリアム以外の資産に規制付きで投資が可能となり、一般投資家や機関投資家がアルトコインに参入する可能性が高まる見通しです。現在、ビットコインやイーサリアムのETFは数十億ドルの資産を集めており、注目を集めています。」
「CoinDesk JAPAN編集チームによる翻訳・編集|画像提供:Midjourney/CoinDesk編集チームにより加工|原文:米連邦準備制度理事会の利下げと米国のオルトコインETFに賭けるトレーダーたち、メームコインが急上昇」