「8月26日、Next Finance Techは世界トップクラスの金融機関やサービスプロバイダー40社以上によって運営されている、プライバシー対応型のオープンブロックチェーンネットワーク「Canton Network」に、バリデーター(ノード運用者)として参加することを8月から開始すると発表した。」
報道リリースによれば、Next Finance Techは、これまでにEthereum(イーサリアム)などの主要なブロックチェーンにおけるノード運用の実績を活かし、海外主要プロトコルと連携し、国内の事業会社に対してステーキングインフラを提供する取り組みを推進しています。Canton Networkへの参加を通じて、伝統的金融市場と分散型金融(DeFi)を結ぶ新しいグローバル金融インフラの発展に貢献し、日本のノードオペレーターとしてネットワークの安定運用に貢献していくと述べています。Canton Networkには、ゴールドマンサックス、HSBC、BNPパリバなどのグローバル金融機関が既に参加しています。
「将来的には、コインチェックグループおよびマネックスグループに加わり、両グループ内で展開される様々なプロジェクトと連携する可能性も考えていると述べています。」
Canton FoundationのエグゼクティブディレクターであるMelvis Langyintuo氏は、次のように述べています:「Canton Networkは世界的に成長を続けており、地域インフラパートナーであるNext Finance Techとの協力は、当社のビジョンであるネイティブ・ブロックチェーンアプリケーションを世界規模で同期させるネットワークを構築する上で非常に重要な役割を果たしています」と。
「Next Finance Techの代表取締役である徳力創一朗氏は、Canton Networkのバリデータとして活動することに光栄を感じています。彼は機関投資家の間でブロックチェーンを活用した金融取引を実現する一翼を担うと同時に、日本国内の金融機関がグローバル市場での立ち位置を強化するための支援を怠らないことが、自らの責務であると語っています。今後もノードオペレーターとしての経験を生かし、ネットワークの運用安定性に尽力しつつ、伝統金融とデジタル金融を結びつける次世代の金融インフラ構築に貢献していく意向を述べています。」
Canton Networkは、元々米国のDigital Asset社によって開発され、現在はオープンソースとして公開されています。このブロックチェーンは、機関投資家向けに特化したパブリックかつパーミッションレスな設計となっており、「プライバシー」「コンプライアンス」「スケーラビリティ」の3つの特性を備えています。
「「Canton Coin」というネイティブトークンを利用し、世界的な金融機関が参加するCanton Foundationによって運営されている。この財団は、複数の資産クラス間でリアルタイムかつ安全な同期と決済を可能にし、相互運用ができる共通インフラでそれを実現しています。ブロックチェーンの可能性を活かし、グローバル金融と結びつけ、適切な金融フローを実現する存在として、プレスリリースに述べられています。」
「文章:CoinDesk JAPAN編集チーム|画像:プレスリリース提供」