「NOT A HOTEL DAOは、GMOコインで行われた「NOT A HOTEL COIN(NAC)」のInitial Exchange Offering(IEO)において、20億円の資金調達目標を達成したことを発表しました。」
「2024年12月10日時点では、国内最大規模かつRWA(実物資産)を対象とした国内初のIEOとして、これが存在する。」
「NACとは、Ethereumブロックチェーン上で生み出されるERC-20仮想通貨で、特定の数量を貸し出すことによってNOT A HOTELの宿泊権を獲得できるシステムが組み込まれています。12月13日午前11時から、GMOコインでの取引が開始される予定です。」
過去のIEOでは
「これまでのIEOの事例を見ると、国内初のパレットトークン(PLT)は、公募価格4.05円から3日後には94.8円まで価値が上昇し、最近では2024年5月に行われたブリリアンクリプトトークン(BRIL)も、公募価格21.6円から初値76.6円で成功した始まりを飾った。」
一方、FCRコイン(FCR)やエルフトークン(ELF)は公募価格よりも値下がりしており、Nippon Idol Token(NIDT)は最初は勢いがなかったものの、後に大幅な価格上昇を示すなど、トークンごとに異なる値動きが市場で見られています。
IEOにおいて、先行販売時の価格が一般販売開始時の価格を上回ることが保証されるわけではありません。新しいNACの場合、購入したトークンの90%がロックアップされる仕組みが導入されており、上場直後の急激な売り圧力を抑制するように設計されています。
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|文:栃山直樹
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