- 「8月19日、ジェネシスのクレーム権者から2億4300万ドル(約350億円、1ドル143円換算)相当の暗号通貨が不正に引き出されたと報じられた。」
- 9月19日、米国司法省は捜査の結果、2人が逮捕されたと発表しました。
- ZachXBTによると、盗まれた資金のうち900万ドル以上が差し押さえられました。
米国司法省は、9月19日に、2億4300万ドル相当の暗号資産(仮想通貨)を盗んで、数千ビットコインをミキシングサービスを介して送金しようとしたとして、2人を逮捕したと発表しました。
8月19日、ブロックチェーン分野で活動するZachXBTが最初にレポートした情報によると、ジェネシス取引所の破綻による債権者が、Googleを名乗る装った偽のコンタクトか昨日受け、高度なソーシャルエンジニアリング詐欺に遭ったとのことです。
「被害者は、暗号資産取引所ジェミナイ(Gemini)の2要素認証をリセットして、ウォレットに資産を移すよう説得されました。そのウォレットはハッキングされており、ZachXBTによると、2億4300万ドルが複数のウォレットに分散され、その後15以上の取引所に送金されました。」
「19日に公表された告訴状によると、2名は18日の夜に逮捕され、仮想通貨の盗難と資金洗浄の共同陰謀容疑で告発されました。」
「盗まれた資金の一部は、高価な商品を専門に取り扱う業者を介して、車や時計、宝石、デザイナーブランドの洋服の購入に使用されたと報じられています。」
容疑者たちが高級ブランドの洋服の購入に使ったアドレスを誤って共有したことにより、事件との関連が明らかになりました。この情報をもとに900万ドル以上が凍結され、50万ドルが被害者に返還されました。
「CoinDesk JAPAN編集部による翻訳・編集|画像提供:Zoshua Colah/Unsplash|元記事:$243Mの仮想通貨強奪に関係する2人が逮捕され、Genesisの債権者が標的にされる」