- スペインの金融グループ、サンタンデールのデジタルバンキング部門であるオープンバンクは、ドイツの顧客を対象に暗号通貨取引サービスを開始しました。
- このサービスにより、ユーザーはBTC、ETH、LTC、MATIC、ADAの5つの主要な暗号資産を取引し、保有することが可能となります。
- 「暗号資産は株式やETFなどの他の投資商品と一緒に取引でき、取引毎に1.49%の手数料がかかります。手数料の最低額は1ユーロ(約174円、1ユーロ174円で換算)。」
スペインの金融大手であるサンタンデールグループのデジタルバンキング部門であるオープンバンクが、ドイツの顧客向けに暗号資産取引をスタートさせました。今後数週間以内には、スペイン市場にもサービスを拡大する予定です。
「公式発表によれば、新サービスではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ポリゴン(MATIC)、カルダノ(ADA)という5つの人気暗号通貨の取引と保有が可能となります。これらの暗号通貨は、株やETF(上場投資信託)、投資信託などと並んで利用できます。」
「顧客は資金を外部プラットフォームに移さずに取引でき、すべての投資資金をサンタンデールのグループ会社で一元管理できると同行は述べた。」
サンタンデールグループの暗号資産部門責任者であるコティ・デ・モンテベルデ氏は、「当社の投資プラットフォームに主要な暗号資産を組み込むことで、一部の顧客の要望に応えていく」と述べました。
同行は、各取引に対して1.49%の手数料がかかり、最低手数料は1ユーロ(約174円)であり、保管手数料は不要であると述べました。そして、今後数カ月以内には、新たな暗号資産の追加や暗号資産同士の交換などの新機能が追加される予定だそうです。
サンタンデール・プライベート・バンキング(Santander Private Banking)は2023年、スイスに拠点を構える口座を持つ顧客向けに、ビットコインやイーサリアムなどの取引が可能となるサービスを開始したことで、話題となった。この取り組みにおいて、暗号資産の保管技術企業であるタウルス(Taurus)がカストディアンとして選定された。
サンタンデールのオープンバンクがドイツで暗号通貨取引を開始、スペインも近日展開予定。