- テザー社のCEOパオロ・アルドイノは、2025年の第1四半期に人工知能(AI)プラットフォームをリリースすることを目指していると、12月20日にXへの投稿で語った。
- テザー社が1400億ドル(おおよそ22兆円、1ドル156円換算)の時価総額を持つステーブルコイン「USDT」を発行しており、最近ではステーブルコインの発行に加えて、AIなど様々な分野への投資を行って事業を拡大している。
1400億ドル相当の時価総額を持つ暗号資産で知られるテザー社は、AIプラットフォームの開発に着手しており、来年初めにサービスを正式に始めることをCEOのパオロ・アルドイノ氏が明らかにした。
アルドイノCEOは20日、Xへの投稿で、「テザー社のAIプラットフォームのサイトの下書きを手に入れた。2025年第1四半期終了時を目指し、近々リリースされる予定だ」と公表しました。
テザー社は、主に市場で人気を博すステーブルコイン、USDTを発行していることで名高いが、近年では、アルドイノ氏の指導のもと、ステーブルコインにとどまらずビジネスを多角化させるための重要な取り組みを行っている。
「エネルギー、決済、電気通信、人工知能などのセクターに投資し、コモディティ取引やファイナンスに進出し、4月には事業拡大を受けて企業体制を再編した。」
昨年、テザー社は人工知能とクラウド・コンピューティングを専門とするノーザン・データ(Northern Data)の株式を取得し、AIへの関心の高まりを示唆していました。
「来年デビュー予定のAIプラットフォームに関する具体的な情報は明らかではありませんが、テザー社がこの注目の分野でプロダクトを投入する意欲を示したことは、暗号通貨と人工知能が接点を持ちつつあることを示しています。」
「CoinDeskは、AIプラットフォームに関する詳細をテザー社に問い合わせましたが、記事執筆時点では、テザー社からの回答はまだ得られていない状況です。」
TetherのCEOであるパオロ・アルドイノがAIプラットフォームの初公開を2025年初頭を目指していることをほのめかした、というニュースです。山口晶子による翻訳・編集、画像はテザー社のCEOであるパオロ・アルドイノ氏です。