「バイナンスがサークルと連携し、日本国内でもUSDCの普及を検討中」

「世界最大の暗号通貨取引所バイナンスが、USDCを発行するサークルと提携した。」
「提携により、2億4000万人を超えるバイナンスのユーザーは、取引や決済にUSDCをスムーズに活用できるようになる。」
バイナンスは、自社財務部門においてUSDCを利用することも検討しています。

「仮想通貨取引所の世界最大手であるバイナンスが、ステーブルコイン大手のサークルと戦略的提携を締結し、サークルが発行するUSDCの国際的な普及を促進することを、アブダビで開催されたファイナンス・ウィークで発表しました。」

このパートナーシップにより、2億4000万人以上のユーザーが、USDCを取引や決済にスムーズに利用できるようになります。さらに、バイナンスは自社の財務部門でUSDCを「重要なステーブルコイン」として採用します。

「Binance Japanによると、日本国内でも、将来的にUSDCの国内流通を考え、電子決済手段や取引業の登録を目指すとしています。」

バイナンスのCEO、リチャード・テン氏は、最新の提携に関して、「今回の戦略的なパートナーシップにより、当社のユーザーはプラットフォーム上でUSDCを活用する機会が一層増えるでしょう。これには、USDCの取引ペアが増加することや、取引において特別なUSDCプロモーションが含まれることなどが挙げられます」とコメントしました。

時価総額が400億ドルに達するUSDCを発行しているサークルと、時価総額が1400億ドルに上るステーブルコインであるUSDTを発行しているテザーは、激しい競争を展開している。

一般的に言われているところによると、サークル社はUSDCが規制に準拠したステーブルコインであると主張しており、今回の提携は、バイナンスがサークル社と提携することで、規制に準拠した方向性を示していることを示唆している。バイナンスは昨年、米国規制当局との和解の一環として40億ドル以上を支払ったと報じられています。

規制を順守する意図で提携を選択したかどうかの質問に対し、バイナンスの広報担当者が電子メールで次のように回答した。

「弊社のユーザーは選択肢を重視しており、私たちは常に複数のステーブルコインと提携しています。現在、USDT、USDC、FDUSDなど、多くのステーブルコインをサポートしており、今後もさらに多くのステーブルコイン発行者と協力していく予定です。」

バイナンスの広報担当者によると、米ドルにペッグされたUSDCやUSDTなどのステーブルコインは、発展途上国におけるインフレ対策や、低コストで効率的な送金手段として利用されるだけでなく、さまざまな暗号資産の取引にも用いられています。

サークルの会長兼CEOであるジェレミー・アレール氏は、「バイナンスが世界的な金融スーパーアプリとして急速に成長している中で、ステーブルコインの採用とユーティリティは将来の金融システムの中心となり、USDCがバイナンスプラットフォーム上で幅広く普及することは重要なマイルストーンです」と述べています。

今週も、サークルはLuLu Financial Holdingsと連携し、USDCを利用した送金と国境を越えた決済を促進する計画を発表しています。

「この地域において重要な動きを見せているライバル企業のテザー社も、USDTがアブダビ・グローバル・マーケット（ADGM）で「承認仮想資産（AVA）」として認可されたことを発表しました。」

「BinanceがCircleと提携し、世界中でUSDCステーブルコインの普及を推進する」