「ビットコインのOTC取引所の保有量が41万BTC増加し、市場全体の強気トレンドについて疑問が呈

「ビットコインのOTC取引所の保有量が41万BTC増加し、市場全体の強気トレンドについて疑問が呈される」

「OTCデスクにおけるビットコインの保有量が、41万BTCという数字で2年半ぶりの最高水準に達した。」
「この急上昇は、2020年後半から2021年初めのブルラン相場と似た傾向を示している。」
「相場が強気のまま続くためには、ビットコインの残高が減少する可能性が高いでしょう。」

ビットコイン（BTC）の価格が10月に上昇するという考え方や第4四半期の上昇に影響を及ぼす可能性がある要因の一つに、最近急速に増加しているOTCデスクへの資金の流れが挙げられます。

CryptoQuantのデータによれば、OTCデスクには合計41万BTC以上が存在し、これは2022年5月以来の最高水準であり、3月に記録された18万5000BTCの2倍以上であることが示されています。

「口座残高はOTCデスクでの取引可能な流動性の量を示し、口座残高が多いほど流動性が高く、OTCデスクが大口注文を処理する能力があることを示しています。逆に口座残高が少ない場合、取引を行うことが困難になる可能性があります。」

OTCデスクを利用するのは誰か？主に、取引所以外の個人の富裕層や機関投資家です。OTC取引を行うことで、従来の取引所でのビットコイン価格に影響を与えることなく、大規模な取引が可能になります。

「データによると、OTC取引所の残高が過去6カ月で急増しており、その期間中にビットコインの価格は3月に史上最高値の7万3500ドルを超えた後、下落チャネル内で推移しています。この残高の増加は、2020年後半から2021年初めの6カ月間に起きたOTC残高の23万5000BTCから43万5000BTCへの急増と非常に似ていますが、違いは、その時はビットコインの価格が上昇していたのに対し、現在はわずかに下落していることです。」

「2022年の弱気相場では、ビットコイン価格の低下に伴い、OTC取引所の残高も減少し、これは市場が買い方向に動いていることを示唆した。」

もしビットコインが第4四半期まで上昇トレンドを継続する場合、OTCデスクの残高減少がその要因の1つとなる可能性が高いです。