- ビットマイン(BitMine)のイーサリアム保有量は150万ETHを超え、その価値は60億ドル以上となった。
- イーサリアムが先週記録した史上最高値に近い水準から急速に反落し続ける中、ビットマインの株価もさらに7%下落した。
- ライバルのイーサリアムトレジャリー企業であるシャープリンク(SharpLink)や、ソラナに焦点を当てたUpexi、DeFiディベロップメント(DeFi Development)の株価も下落した。
Fundstratのトム・リー(Tom Lee)氏が率いる、イーサリアム(ETH)に特化したデジタル資産トレジャリー戦略を持つ上場企業のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)は、8月18日の米証券取引委員会(SEC)への提出書類で、保有するイーサリアムが150万ETHを超え、その価値は約66億ドル(約9800億円、1ドル=148円換算)になったと述べた。
Bitcointreasuries.netによると、ビットマインは直近の購入により、マイナーのマラ・ホールディングス(MARA Holdings)を上回り、720億ドル相当のビットコイン(BTC)を保有するストラテジー(Strategy)に次いで、上場企業の中で2番目に大きな暗号資産(仮想通貨)保有者となった。ただし、ストラテジー社やマラはビットコインを保有しているのに対し、ビットマインはイーサリアムに焦点を当てている。
ビットマインの株価は18日、7%下落して54ドルとなった。これは、過去24時間で5%下落して4300ドルを下回ったイーサリアムの継続的な下落と連動した動きである。イーサリアムは、わずか1週間足らず前に4800ドルに迫り、史上最高値まであと数ドルのところまで来ていた。
他のデジタル資産トレジャリー企業の株価も下落し、15日の急落をさらに拡大させた。イーサリアムに特化したシャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gamin)は3%下落し、ソラナ(SOL)に焦点を当てたDeFiディベロップメントとUpexiはそれぞれ、9%と6%下落した。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:ビットマイン会長のトム・リー氏(CoinDesk)
|原文:BitMine Immersion’s Ether Holdings Top $6.6B, Stock Slides 7% Alongside ETH’s Tumble