ビットバンクは暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankを運営しており、最新号の「LN Trends」(LN:ライトニングネットワーク)を公開しましたので、その内容を転載してお伝えいたします。
「Wallet of SatoshiがSpark統合によるセルフカストディベースのLightningウォレットのテスト提供を開始」

参照:Spark公式ブログ
要約:Lightspark社の提供するSparkを採用し、セルフカストディアン型のLightningウォレットであるWallet of Satoshi(WoS)のベータ版がリリースされました。
「従来のウォレットオペレーティングシステム(WoS)はカストディ型でしたが、Sparkの採用により、ユーザーがバックアップフレーズを用いて資産を管理できる機能が実現されています。」
「過去、Wallet of Satoshiは利便性を重視したカストディ型ウォレットを提供してきましたが、今回のSpark導入によって、セルフカストディ型への対応をスタートさせました。」
「Sparkは、Lightning Networkの複雑な操作を簡略化する技術であり、ユーザーは特別な設定や管理を気にすることなく利用することができます。実際のユーザーは、Sparkがウォレット内部で使用されていることに気がつかないようになっています。」
このアクションは、2023年11月に米国市場から撤退した後に再び参入することを考慮した戦略と見られます。規制に対処しつつ、Lightning Networkの普及を促進する取り組みであり、今後の公式リリースが注目を集めています。
「Alby MCPサーバーにAIエージェント向けのLightning決済機能を追加」

参照:Alby公式ブログ
「Alby MCPサーバーは、AIエージェントにLightning Network(LN)決済機能を組み込むための基盤として利用されます。Nostr Wallet Connect(NWC)を用いることで、ウォレットとの連携から支払いまでが自動化されます。これにより、AIエージェントが現実世界での価値交換を行うための環境が整備されます。」
Alby MCPサーバーは、MCP(Model Context Protocol)に対応したAIエージェントにより、LN決済機能を統合するための仕組みを提供します。 NWCを使用することで、ウォレットの連携、請求書の作成、支払い、残高の確認などの一連の手順をエージェント側で自動化することが可能となります。
「クロード、カーソル、クライン、グース、n8nなどのAIエージェントを対象とすることで、ギフトカードの自動購入、API利用料の支払い、有料コンテンツの取得など、実用的な用途を実現できるよう、これらに決済機能を追加することができます。」
さらに、Albyは有料サービス提供者向けに「PaidMCP」のSDKも公開しており、エージェントを介した有料ツールやAPI提供をサポートしています(参考:「PaidMCP」を使用したPaid MCPサーバーの作成)。
「Squareがビットコイン決済を導入する可能性が高まっている」ということが考えられます。

参照:当該Xポスト
「概要:Squareがビットコインの支払いサービスを開始すると思われています。Blockの幹部やジャック・ドーシー氏がX(元Twitter)上でコメントしており、公式発表はまだですが、ビットコイン支払いの導入に向けて動き出す可能性があります。」
「2025年5月、Squareを運営するBlockは、ビットコイン決済の導入計画を発表しました。この計画では、2025年後半に導入を開始し、2026年には条件を満たす全ての加盟店での利用を可能にする方針が打ち出されました(出典:Block公式ブログ)。」
「最近、Blockの幹部が『本日、ビットコインの受け入れオンボーディングを行う』と発表し、ジャック・ドーシー氏も『本日から始める』と投稿しています。詳細な開始範囲や対象加盟店はまだ明らかになっていませんが、Lightning Networkを活用した支払いインフラの準備が進行中であると推測されます。」