「元大統領ドナルド・トランプは、以前に共和党候補にとって利益をもたらしていたデジタルトレーディングカードのNFTの新しいコレクションを発表しました。」
ソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」に投稿された情報によると、トランプ元大統領の最新のコレクションでは、高額な寄付を行った支援者に向けて、かつてジョー・バイデン大統領との討論会で着用したスーツの一部を提供する計画があるそうです。この特典カードを取得するためには、2万4750ドル(約356万円、1ドル144円換算)を支払う必要があり、その寄付者はトランプ元大統領のスニーカーやカクテル、またフロリダ州ジュピターにある「トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ」でのディナーにアクセスできる権利が与えられるようです。
5月に行われた第3弾のNFTコレクターを祝うイベントで、トランプ氏は自身がホワイトハウスで暗号資産(仮想通貨)業界の擁護者となることを宣言し、業界を政治の舞台に引き上げました。これに対し、民主党は業界を破壊すると主張しました。
トランプ氏は、ナッシュビルで開催された「ビットコイン・カンファレンス」でのスピーチや、公式支持文書におけるビットコインの肯定的な記述によって、仮想通貨推進派の政治家としての地位を確立しました。これに加え、かつてビットコインを批判していたトランプ氏の立場転換に報いるため、業界最大手の企業たちが大規模な選挙資金を提供したと報じられています。
しかし、トランプ氏のNFTコレクションから得られた資金は、政治資金とは別に、トランプ氏の個人的な収入源に注がれています。直近の財務開示によれば、トランプ氏のNFTビジネスは暗号通貨によって100万ドル(約1億4400万円)を超える利益をもたらしたことが明らかになっています。
「トランプ、自身のNFTトレーディングカード第四弾をリリース」