- シャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)は先週、14万3593ETHを購入し、その総保有高は32億ドル近くまで増加した。
- シャープリンクは、ダイレクトオファリングによる3億9000万ドルを含め、購入資金として5億3700万ドルを調達した。
- シャープリンクのイーサリアム獲得ペースは、66億ドル相当を保有するライバルのビットマイン(BitMine)に後れをとっている。
イーサリアムの共同創設者であるジョー・ルービン(Joe Lubin)氏が率いる、ナスダック上場のイーサリアム(ETH)トレジャリー企業であるシャープリンク・ゲーミングは、先週にかけて14万3593ETHを購入し、総保有高が30億ドル(約4400億円、1ドル=148円換算)を超えたと述べた。
購入資金を賄うため、シャープリンクは8月15日までの1週間に、5億3700万ドルの純利益を調達した。同社は、8月11日に完了した登録済みダイレクトオファリングを通じて3億9000万ドルを、そして、アット・ザ・マーケット(ATM)発行プログラムを通じて追加で1億4650万ドルを確保した。
シャープリンクは、先週の購入におけるイーサリアムの平均購入価格が4648ドルであったと報告した。この価格は、暗号資産(仮想通貨)市場が過去数日間で下落し、4300ドルを下回った後の現在のイーサリアム価格よりも約8%高い水準である。
シャープリンクは17日時点で、74万760ETHを保有しており、現在の価格での価値は31億8000万ドルである。
ミネアポリスに拠点を置く同社は、5月下旬の方針転換以来、積極的なデジタル資産トレジャリー戦略を追求しており、イーサリアムを蓄積するために資金を調達し、報酬と引き換えにトークンをステーキングしている。
それでも、その取得ペースは、シャープリンクの約2倍にあたる150万枚以上のイーサリアムを保有する競合のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)には及んでいない。
シャープリンクは、将来のイーサリアム購入に充てるために8400万ドル以上の現金がまだ残っていると述べた。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:シャープリンク・ゲーミングのジョー・ルービン会長(Shutterstock/CoinDesk/Suzanne Cordiero)
|原文:SharpLink Ether Holdings Top $3.1B, Trailing BitMine in Pace of ETH Acquisition