- ブロックチェーン技術を活用したファンタジーサッカーゲームを提供するSorare社が、無許可の賭博サービス提供で告発されました。
- 英国賭博委員会がブロックチェーン・プラットフォームを提訴したのは初めてのことであり、これにより同委員会が今後、Web3企業をどのように扱うかが先例となる可能性があります。
ブロックチェーン技術を用いたファンタジーサッカーゲームを提供するSorareが、イギリスで無許可のギャンブル施設を提供したとして告発された。英国賭博委員会がブロックチェーンベースのプラットフォームを告発するのは初めてのことである。
フランスをベースにするSorareは、NFT(非代替可能トークン)ベースのコレクターカードの売買が可能な、ファンタジースポーツゲームを運営しています。このゲームでは、サッカー、バスケットボール、野球などのスポーツが楽しめます。Sorareは、英国プレミアリーグやドイツのブンデスリーガなど、様々な国のスポーツ協会と契約を結んでいます。
委員会はウェブサイトで、「運営ライセンスを取得することなく、賭博サービスを提供しているSorareが告訴された」と述べています。同社は10月4日にバーミンガム治安判事裁判所に出廷しなければなりません。
「告発は、委員会によるおよそ3年にわたる調査の成果である。2021年、ギャンブル委員会はSorareに対してギャンブルライセンスの必要性を調査していると発表した。このケースは、ブロックチェーンベースのプラットフォームを同委員会が処罰する初めての事例であり、今後、同委員会がWeb3企業に対応する際の前例となる可能性がある。」
「今回の件は、非認可の仮想通貨ATMに対する一斉摘発に続き、イギリスの規制当局が暗号資産分野での疑わしい行為に対してより厳格な姿勢を示しており、これは新たな兆候とも言える。」
Sorareの広報担当者は、「ソラレが英国の法律においてギャンブル製品に該当するという主張を断固として否定します」と述べました。
「当委員会は、弊社の事業を誤解しており、Sorareにギャンブル法が適用されるという判断が誤りである」と述べました。
「コインデスクジャパン編集部による翻訳・編集|画像提供:Unsplash|オリジナル文:イギリスでライセンスを取得していないギャンブル施設を提供したファンタジースポーツ企業Sorareに起訴状」